近未来
遠く遥かにあるはずの
まだ見ぬ夢の翼よ
いつも どこかで囁いていた
届かないはずの 鳥の声か
海の彼方の舟の帆か
想像を超えた現実に怯(おび)え
打ちのめされてしまっても
いつかはきっと羽ばたけると・・・
遠く遥かにあるはずの
まだ見ぬ夢の翼よ
目が覚めれば忘れてしまうような
あるはずの無い世界が
まるで そこにあるようなそんな近未来がきっと来る
そうだ、飛んでゆくのではなくて
それは 思いもかけずにやって来るのかもしれない
そう遠くない未来に
いや、たどり着くものなのかもしれない
こうしている今の一歩先に
まだ見ぬ夢の翼よ
それはいったいどんなものか
それを知っているのは
それを探しているはずの
自分だけにしか解らない 自分のなかの心の翼だ